【オンライン授業】オンライン授業は一長一短！

3月 18, 1:10 am

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【オンライン授業】オンライン授業は一長一短！

法大生のリアルな声を聞いてみよう！

筆者：経済学部・国際経済学科３年

コロナ禍で、不安がいっぱいのまま始まった今年度の大学生活。最初は手探りだったオンライン授業にもすっかり慣れ、気付けば学期末を迎えようとしています。たった1年間で世の中の“当たり前”がガラッと変わった今、大学生はどのように新しい生活スタイルに適応し、どのような気持ちを抱えて生活をしているのか。法政大学専用寮に住む寮生へのインタビューをもとに、そのリアルを紐解いていきます！

オンライン授業って、実際どんな感じ？

今年1年間全ての授業がオンラインになり、配信された動画を視聴したり、毎週アップされる資料を読んで小テストを受けたり、授業ごとに様々な形式で行われてきました。私は、1日２～３個の授業を週5日受けていますが、そのうちzoomを使って授業時間通りに行われる授業は、全部で３個程度です。その他は、指定された期間内ならば自分の好きなタイミングで動画や資料を見て学ぶことができるので、アルバイトや就職活動との両立はしやすいです。特に多摩キャンパスは通学時間が比較的長い人が多いので、その時間を省くことができるのは大きな利点だと思います。ベッドから出てすぐに授業が受けられるなんて、夢みたいな話ですよね！

授業の頻度は学年や学科によっても違ってきます。国際経済学科２年生のAくんにインタビューをすると、週に13個ある授業のうち５個がzoomを使って授業時間通りに行われるものだそうです。また、ゼミによっても違いがあります。1年間全てオンラインで行われているところもあれば、後期だけ対面で行われているところも。私の場合は、ゼミ自体は全てオンラインですが、発表会に向けて少人数のチームに分かれていたので、そのチームごとに対面で集まり、準備や練習を行うこともありました。

教授も学生達も、手探りの１年だった

コロナウイルス感染拡大の収束が見えない中で、苦しい思いや試行錯誤を重ねていたのは、授業を教える側も受ける側も同じでした。オンライン授業による効率化の一方で、様々な悩みを抱えている人が多くいます。「期待していたキャンパスライフが送れず悲しい」「わからないところを友達と教え合ったり、直接教授に聞きに行ったりすることができなくて、理解しづらいこともあった」「レポートやテストの数が増えて辛い」「みんなと過ごした何気ない空き時間も、もう2度とないまま卒業なんて悲しすぎる…」

また寮では、朝・夜ご飯が出てくるのが本当に助かるという声の一方で、お昼ご飯はスーパーやコンビニで買って食べたり、お部屋や共同キッチンで自炊をしたりと人それぞれです。その点も、今まで昼食は友達と学食で食べたり、レストランに行ったりしていたのができなくなって寂しい…という声が沢山あがりました。

「落ち込んでばかりはいられないって思ったんです」

ここまでマイナスな面を沢山挙げてきましたが、寮生にインタビューをしていて特に感じたのは、みんなの前向きな力でした！１年生の寮生達も、「不安な気持ちを抱えたまま入学しましたが、何かに挑戦したいと思いアルバイトを始めて、軽音サークルにも所属しました。そこで友達ができたことが大きかったです。一歩踏み出して良かった！」「オンラインではありますが、ゼミや語学など少人数の授業もあったので、そこで友達ができました！」と、前向きに進んでいる姿が印象的でした。他にも「オンライン授業で怠けないよう、課題をやるために学校の図書館を利用しています！」「就活のためにキャリアセンターに足を運びました！」といったように、感染対策は万全にしながらも、今あるチャンスを最大限に掴みとろうという気持ちが伝わってきました。また、法政大学の専用寮なので、履修相談やゼミの相談、アルバイトのことなど先輩から様々な情報を聞けるのは、寮に住んでいて特に良かったポイントの1つだという声もありました。

「一生の仲間ができたり、自分を成長させることができたりと、本当に上京して良かったと思います」

寮には、全国から沢山の人が集まっています。色々な環境で育って来た友達との出会いで、自分の価値観が広がることは間違いありません。また、キャンパスで友達と会うことができないコロナ禍だからこそ、寮内に友達がいて助け合える心強さは大きいという声もあります。そして、私が大学入学を機に上京するという一歩を踏み出せたのも、寮であればいざという時に頼れる寮長・寮母さんや仲間がいたからです。おかげで、今では家事や時間の管理、お金の管理などができるようになり、この経験は社会に出る上で必ず自分の強みになると思います。上京したからこそ気付けたことも沢山あり、特に家族の大切さは改めて強く感じています。このように、生活スキルだけでなく精神的にも成長できた部分は大きいです。

こんなご時世なので、歯がゆさや辛さから攻撃的な気持ちになってしまう人も少なくありません。しかしこんな時だからこそ、お互いに寄り添い、思いやりの気持ちを大切にしていきたいですね！